・セルフレビュー

　一作目のCDが予想に反して完売したことで更に調子に乗ってしまった結果、その年の秋例大祭にも

　参加することを決意した。一方で東方界隈の知り合いも増えていき、その中にワイテイさんがいた。

　出会って間もないにも関わらず、彼のアートに夢中だった私は躊躇なくジャケット絵を依頼したのだ。

　今から考えると何とも恐れ多い。だが、ワイテイさんが快諾してくれたのが嬉しくて音楽にも気合が

　入ったのは事実である。そして出来上がったCDは、素晴らしい完成度に仕上がった(と信じたい)。

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　この作品の特にユニークなところは、リコーダーの演奏を取り入れているところだと思う。

　小学生の頃、サンタクロースに「木製の本格的なリコーダーが欲しい」とお願いしたら、

　ドイツ製のマジなやつが枕元に置かれていた。今でもたまに吹いて、その柔らかい音色に

　酔心してしまう。せっかくなので東方アレンジにも使ってみたら、とても良い結果になったのだ。

　そんなわけで、非常にヘヴィなサウンドを繰り出しつつ、時たま聴かせる優しいサウンドの

　ギャップが面白い作品と言えるだろう。

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